はなのき友の会

はなのき友の会は「ハナノキとハナノキ湿地を保全して生物多様性に貢献しよう」と1993年に発足。山本と阿智村のハナノキ湿地はまだ伊那谷が平だった頃、アルプス(中央、南)が隆起する前、数百万年という長い時間と広い範囲に形成された東海地方の湧水湿地群の一角で遺存な環境です。湿地環境はハナノキ(世界で恵那山を中心として半径50㎞内の局所の湿地に生育)ばかりでなく、地域固有の植物たちや絶滅危惧たちが　植物種多様性に支えられ集中して遺っています。この貴重な環境を丸ごと遺そうと次のような保全活動をしています。●調査・・環境省企画「モニタリングサイト1000里地調査」のコアサイト指定を受けおおむね100年間の調査を2007年から植物、鳥、チョウ、哺乳類カメラセンサー調査を毎月観察会方式で行っています。●作業(212回行う)・・観察路の整備(草刈り、間伐、木道の設置)、絶滅危惧種の保護、ごみ拾い●広報活動・・会報107号発行など行っています。長い地球の歴史の中で湧水湿地環境は氷河期や間氷期が来ても南や北の植物たちを沢山遺し、生物多様性を遺しています。生物多様性の豊かな環境は人にも優しい環境といえます。今ハナノキ湿地を遺すことは、大変面白く意義のあることと思います。参加者を募集しています。